公開二日目、日曜日のレイトショーで観客は20人ぐらい。
TVシリーズの2話分を見た感じで、佳話だったが凡庸という印象だった。
京アニ事件の二日前に完成していたそうで、それを思うとエンドクレジットの
名前を見るのが辛い。
それでも、もしあの災厄がなかったとしたら、TVシリーズが好きだった人が
劇場で見て、よかったね、と言って終わる作品だったと思う。
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私が気になったのは、テイラーの歯だった。
なぜ彼女の歯だけが妙にリアルに描かれていたのか。
文字を習いつつある子なので、まだ文明化していないというイメージだった
のだろうか。
それとも、たくましく生きている孤児、という印象を与えたかったの
だろうか。
他の京アニ作品でも、あんなに歯を描いたキャラクターはいなかったような
気がする。
テイラーを演じていた悠木碧は素晴らしかった。頭一つ抜けていたと思う。
この役でなにかの賞をもらったらいいな、と思った。