Boaz2014-05-27

AKBの人が握手会で襲われたというニュースは、みんないろんなことを
書いていて、私が付け加えるようなことは何もなかった。
怪我が早く良くなって、心の傷が癒えるのを祈るばかりである。


ただ、彼女たちが退院したときの映像を見て、つい余計なことを想像
してしまった。
2人のうちどちらかが
「もう東京に帰ります」
と言って、足早にクルマに乗り込んでいた。


岩手県の病院だと思うのだが、素直に東京に帰るんだな、と受け止めれば
いい話である。
私はひねくれているので、この言葉の裏を勘繰ってしまう。


もう東京に帰ります。
もう、という言い方に隠されているのは、酷い目に遭った田舎から早く
安全な東京に戻りたい、という叫びではなかろうか。
ここにはもう来たくない、という「もう」も含まれているような気がする。


被害者である彼女たちにとってみれば、当然のことだろう。
地元の人でAKBのファンだった人たちは、いたたまれない気持ちになった
と想像する。
全ては犯人が悪いのだが、巻き添えをくらって自分たちまで嫌われたような
気分になったのではなかろうか。


プロのアイドルなら、ウソでも「またここに来ます!」ぐらいの言葉を
残して帰るだろう。
そのあざとさに引いてしまう人も多いだろうが、芸能界で生き残れるのは
そういう根性の人だと思う。


もっとも、ハロプロのアイドルに被害があったら、とてもこんなふうに
ブログを書いてはいられないだろうけど。