Boaz2013-12-07

先日、「アメトーーク!」の“コンプレックスを語ろう会”を
見た。最初から最後までちゃんと見たのは久しぶりだ。


このトークの中で、たしか有吉弘行が言ったと思うが、ちゃんとした
飲食店に行くとき、年齢相応の格好をしているか、というのがあった。
芸人なので、つい若作りして行き、店側に不快感を与えてないか、と
いうものだった。


店としては、よほど格式が高くない限りそんなことは思っていないはず
だが、じゃあ自分は歳相応の格好をしているかと考えると、絶対にない
な、と即答できた。
そもそも、ここ10年ぐらいほとんど服を買っていないからだ。


ただ、オッサンはスーツを着ていればだいたい通用する、という便利さ
がある。スーツさえ持っていれば、どこへ行っても大丈夫であろう、と
いう安心感すらある。


ではカジュアルな格好だとどうか、というと、もう途方に暮れるしか
ない。
かつて、休日のお父さんの格好はゴルフウェアぐらいしかない、と
揶揄されていたものだが、そのゴルフウェアさえ持っていない。


そういう不安につけ込んだ(という言い方には悪意が含まれているが)
のがユニクロだろう。
もうファッション雑誌なんか見るのも面倒くさいけど、あまり他人に
変な目で見られたくない人のための服なのだ。


私はユニクロで絶対に買い物をしないと決めたので、もはや絶望的
である。といっても、ちゃんとした大人の店なんか行くこともないので、
実はどうでもいいのだが。



ところで、なぜ有吉弘行が歳相応にこだわるかというと、たしか
怒り新党」で言っていたと思うが、猿岩石時代に売れていたとき、
高級な寿司屋に入ったら、そこの店主にガキは来るなと叱られたこと
があったからだそうだ。


会員制でないと入れない店があるのは、そういう理由からなのだろう。
庶民には関係のない話だけど。