Boaz2013-11-27

池田清彦の「他人と深く関わらずに生きるには」という本を読んだ。

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫)

最初の方は面白かったのだが、後半になると新自由主義みたいな主張
を繰り返しており、失速した。
もう池田清彦の本はこれで最後にしようと思った。



ところで、池田清彦はカミキリムシに、養老孟司はゾウムシに夢中で
ある。
私の知り合いの上司は、休暇にミャンマーまで昆虫採集に行ったこと
があるそうだ。


本で読んだりする限り、昆虫採集が好きな人を「虫屋」と言うが、その
虫屋は高学歴で安定した職業の人が多い。
いや、そういう人が本を書いたりしているだけなのだろうけど。


ということは、虫屋にも階層があって、東大名誉教授の虫屋もいれば、
どうしようもない生活をしている虫屋もいるはずである。
もっとも、昆虫採集には暇とお金が必要だから、底辺層には不可能なの
かもしれないが。


できれば、私は底辺層の虫屋がどんなものなのか知りたい。
それとも、ある程度の学歴がないと虫屋にはなれないのだろうか?