ハリウッド映画を使って英語の授業をしている学校はあるだろうか?
私は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でそれをやろうと思ったのだが、
手間がかかることが分かったので断念した。
有名な映画は、脚本が英会話のテキスト用にリライトされて本に
なっている。
それを手に入れて、会話から文法を教えようと思った。
が、当たり前だが、教科書のように系統だっていないので、どう
いう順番で説明したらいいのか分からなくなったのだ。
しかし、この方法なら、少なくとも英語の拒否反応は減るはずで
ある。
学年や好みに応じて映画を変えれば、生徒にフィットする作品が
必ずある。
例えば、小学生ならピクサー映画のどれか、中学生なら「燃えよ
ドラゴン」などがいいだろう。高校になると「ロミオとジュリエット」
のような文芸ものがいいかもしれない。
できれば卑語が入っていない作品がいいのだが、現代ものだと
どうしてもそうはいかないだろう。
文科省選定となると、面白くない作品になりそうだ。
それと、映画を使った場合、ペーパーテストにしにくい欠点がある。
つまり成績をつけるのが難しくなるということだ。
なので、通常の教科書を使った授業を補完するものとしてやっている
学校が多いのではないか。
逆に言えば、成績をつけない小学生向けにはいいかもしれない。
私は小学生から英語を教える意味はないと思うけれど、少しでも授業
が楽しくなれば、それに越したことはない。
まてよ、ピクサー社の映画はディズニーだから、うかつに使ったら
大変なことになりそうだ。
やはり個人塾でこっそりやるしかなさそうである。