ドラマ「鴨、京都へ行く。」を見た。
潰れかかった老舗旅館を再建する話で、次回も見てみようと思う。
松下奈緒は完璧超人で、イメージにぴったりだ。
こういう話型は、昔のハリウッド映画の小品でよく見た気がする。
具体的にどの作品かは分からないけど、傲慢な金持ちが買収先で
人の心を取り戻す、みたいなやつだ。
「メジャーリーグ」とかがそうかな。
日本のドラマでは、買収する傲慢な金持ち、というキャラクターに
あまりリアリティがなかったせいか、ヒット作が思い出せないが、
格差が進んだこのタイミングなら視聴者にもストンと入ってくる
かもしれない。
↓
京都は、観光客や学生にとっては楽しい街かもしれないが、そこで
生活する人にとっては、特にニューカマーにとっては地獄だろう。
ある意味、京都市ほど絆を大切にしている街はない。
その泥沼のようなしがらみを心地良いと感じるか、息が詰まりそう
と感じるかは、人それぞれだと思うが、昭和40年代からほぼ人口が
増えもせず減りもせずというところを見ると、先祖代々の家を守る
人が新参者を拒否しているのではないかと勘ぐってしまう。
100年ぐらい住んでようやく近所づきあいをしてもらえるのが京都
ではなかろうか。
やはり、旅人として訪れるのが一番だろう。