- 作者: 河下水希
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/08/02
- メディア: コミック
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ジャンプでなんとなく読んではいたのですが、まとめてちゃんと読んだ
のは初めてです。
主人公が真中(まなか)で、彼をとりまく女の子の名字に東西南北の字
が入っているのに気がつきました。気づくの遅すぎ。
少年マンガでは王道ともいえるハーレム状態で、主人公の気持ちが決ま
らないまま、よくここまで引っ張れたな、という話です。
ただ、途中に迷走しているところがあって、主人公が予備校に通い始め
るあたりは失敗しております。
(そのころの絵も、ふわっとした少女マンガっぽいものになっているの
が不思議)
私としては真中くんは東城さんと結ばれる最終回であってほしかったの
ですが、西野さんとの義理を貫くかたちになってしまいました。残念。
というのも、西野さんというキャラがいまひとつ分からなかったからで
す。
ただ東城さんをジラすためだけに作られたような気がして。
つまり、真中くんを好きになった理由が読者にピンと来なかったと思う
のですが、どうでしょう?
どうせならギャルゲーのようにマルチエンディングでもよかったのでは
ないか、と。
それぞれの女の子が真中くんと(あるいは別の誰かと)幸せになる後日
談を描いてくれたら、とてもよかったのではないかと思いました。