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いまアニメ「ニセコイ」を見終わった。
20話という中途半端な回数で最終回になっているが、最初からその予定だった
のだろうか。

ジャンプは読んでないので、原作のどのあたりまで行ったのか分からないけど、
最初の方で重要なモチーフだった鍵と錠はどうなった？　
途中からどうでもよくなってフェードアウトしたような気がするのだが……

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序盤はたしかにつまらなかったが、後半で持ち直したと思う。
（たぶん物語から鍵と錠がなくなってから面白くなったはず）
スタイリッシュな画面もよかったし、ギャグも決まっていた。
声優陣も豪華だった。

となると、原作のマンガ自体があまり良くなかったのではないか、と考えて
しまう。いや、読んでもないのにそんなことを書くのは卑怯だな。
少なくともアニメで見ている限りでは、なぜ2010年代にこの作品をやらなけ
ればならないのか、よく分からなかった。

たぶん、オタクたちはもう三角関係はどうでもよくて、もっとキャラクターを
増量したハーレムものか、男性キャラを消去した萌え作品を好むようになった
のではなかろうか。

なので「ニセコイ」も主人公に惚れるキャラクターを増やしている。
ハーレムものに足を踏み入れた感じだ。
だが、あくまでも軸足は三角関係に置いている。
そこがもどかしくて、いまひとつアニメ的にヒットしなかったのではなかろうか。