タツノコプロの世界展

愛媛県立美術館で「タツノコプロの世界展」があったので行ってきた。
タツノコプロのアニメは子供のころから見ていたので、楽しみだった。


展示内容は、基本的にセル画やポスターなどのために描かれた原画だ
ったが、主なアニメのオープニングや未発表だった企画のパイロット
フィルムが上映されており、これが面白かった。
やはりアニメは映像で見ないといけない、ということか。


それにしても、吉田三兄弟の生い立ちを見ると、大変苦労をしている。
父親の不在や長男が家計を支えるなど、後のアニメ作品の骨格になっ
た設定が垣間見える。


ところで、兄弟で何か事業を起こすというのは世界共通の現象なのだ
ろうか。
私はタツノコプロの兄弟を見ていると、マゼラーティ兄弟を連想して
しまった。
血というか絆の力は、新しい何かを生み出すのかもしれない。


ただ、もう少し大河原邦男について言及してもよかったのではないか、
と思う。
タツノコアニメのメカデザインに、この人は不可欠だったのだから。


どうせなら、美術館が大河原邦男展をやるべきだろう。
もうどこかでやっているのだろうか? 




キャシャーンのオープニングが格好よかったので貼り付けておきます。
音楽はやはり菊池俊輔でした。この派手なアレンジがいいのです。