勉強の必要性

読み書き計算さえできれば、社会に出て困ることはない、というのは
一つの真理であります。
学歴のない人でも、立派な仕事をしている方は、たくさんいらっしゃ
います。


ただ、中学生がそれを言い訳にして勉強しないのは間違っておるので
はないかと思うのです。


例えるなら、服はジャージ一着あればいい、というのと同じではない
かと。


フォーマルな場所に行くときに着ていく服がないのは、大人としてど
うだろうか、と問うと、私はそんなところへは行かないし、行く必要
もない、と返事をするかもしれません。


それでは人生を楽しめないだろう、と諭すことはできても、子供は社
会の全てを知っているわけではありませんから、なかなか納得はして
くれません。


たくさんある服の中から一着を選ぶことと、一着しかない服を選ばざ
るを得ないのでは、自由度が違います。
たとえそれが同じ服だったとしてもです。


いま勉強していることが必要かどうかは、実は自分では決められませ
ん。なぜなら、未来は誰にも予想できないからです。
何があるか分からないから、とりあえずいろんなものを知っておくべ
きだと考えた方が、生きていく上で有利でしょう。


てなことを上手に伝えられればいいのですが、まだまだ力不足であり
ます。