デトマソパンテーラ

突然、頭のなかに「でとまそぱんてーら」という言葉が浮かんだ。
これって何のことだっけ? 


ネットは便利ですね。
検索したらすぐにスーパーカーのことだと分かった。
たぶん、小学生のころにあったスーパーカーブームのときに記憶して、言葉だけが残って
いたのだろう。
クルマのフォルムなんてすっかり忘れていた。


ていうか、wikipedia を読んで、はじめて「デ・トマソ」がイタリア人の名前だというこ
とが分かった。
そして、エンジンがフォード製のもので、量産を目的に作られたものだということも。


思えばスーパーカーブームとは何だったのか? 
さほどクルマに興味のない私ですら、何種類かの名前を記憶しているということで、いか
にすごい影響があったかが分かる。


少年にとっては、従来の自動車にはない未来を感じ、少年マンガ的な馬力に憧れたのだろ
う。ちょうど、ロボットアニメに出てくるヒーローメカが現実に登場したような興奮があ
ったのかもしれない。


関連しているかどうか分からないが、その当時の少年向けの自転車は、やたらとギアが多
く、電飾がギラギラしているモデルが多かった。
スーパーカー気分を味わうためのものだったのだろうか。私も買ってもらって嬉しかった
のを憶えている。


その後、私が大学生ぐらいになったとき、二輪車レーサーレプリカタイプのものがヒッ
トした。これまたスーパーカーブームの影響かもしれない。


では、自動車はどうかというと、スーパーカー気分を味わうためには、スーパーカーに乗
らなくてはならないわけで、これはおいそれと手が出るものではない。
が、やはりレプリカは登場して、そこそこ売れたのではないかと思う。


脱線するが、バブル期の女がワンレン・ボディコンだったのも、秘かにスーパーカーのフ
ォルムから来ているのではないかと思っている。
ああいうタイプのファッションが、その後ぱたりとなくなってしまったのは、スーパーカ
ー世代が年をとったからではないかと。


現在、社会の中堅どころとして頑張っているはずのスーパーカー世代は、どういうものを
生み出しているのか。
これがどうも、スーパーカー的なものが思い浮かばないのである。
何かありましたっけ?


本文と写真はまったく関係ありません

日付は去年のものです