JB

ジェームズ・ブラウンが亡くなったそうだ。
絶対に死にそうにないと思っていたのだが。


私はベスト盤を一枚しか持っていないし、有名な曲以外はみんな同じように聴こえてしまうヘタレな
ファンだが、なぜか自伝を読んだことはある。吉祥寺市立図書館で借りた。

俺がJBだ!―ジェームズ・ブラウン自叙伝 (文春文庫)

俺がJBだ!―ジェームズ・ブラウン自叙伝 (文春文庫)


その生い立ちが凄まじくて、少年時代は掘っ立て小屋のようなところに住んでいて、着るものが
なかったのでコーヒーなどを入れる麻袋に穴をあけて、それを着て学校に行ったら、教師から「帰れ」
と言われた、なんていうエピソードがあった。


クルマのタイヤを盗んで少年院に送られ、そこでオルガンやゴスペルに接してミュージシャンになろう
と思った、という絵に描いたような話もあるが、自伝なので脚色しているのかもしれない。
ともかく、米国の黒人の生活を煮しめたような人だった。


だから、彼の音楽は強烈な肉体性があって、身体を動かしてみないと理解できない何かがあったと思う。
あのステップは、本人が練習したものではなくて、音楽によって踊らされたものに見えた。


あの山下達郎でさえ、ジェームズ・ブラウンのシングルをコンプリートできないらしい。
いったいどれほど出ているのだろう? 
来年のサンデーソングブックでの追悼特集に期待したい。
合掌。