![オーロラの彼方へ [DVD] オーロラの彼方へ [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51HPQ9K1GYL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: DVD
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時空を超えた、親子の心温まる物語だと思っていたのに、後半から犯罪捜査の映画になって
しまい、SF的設定もミステリー的設定も、どちらも中途半端になっている。
アマチュア無線機で30年前の父親と会話できるっていう設定はいいのにな。
今だと、未来の自分が過去の自分に携帯のメールで通信できるっていう設定にしたら面白いかも。
こういうタイムパラドックスを題材にした映画では、たいていスポーツの結果を知っていることで
過去と未来がつながっていることを分からせる。
米国映画の場合、たいていは野球かフットボールの試合を予言することで、こいつは本物だ、と思わ
せる描写になっている。
米国人男性の多くは、野球のワールドシリーズの結果を細かく憶えているものなのだろうか?
私は去年の日本シリーズで中日と日ハムが戦って、日ハムが優勝したことは憶えているけれど、誰が
何回にどういうプレーで得点したか、なんていうのは全く記憶にない。
あるいは、競馬のG1レースでどの馬が勝ったか、というのも分からない。
こういう人間がタイムトラベルしたとき、いったいどうやって未来から来たことを証明すればいいの
だろうか?
例えば、連載マンガの続きを言うとか、かな。
モーニング娘。に誰が加入するか、というのも言えるけど、逆に過去の人の方が興味ないか‥‥
私がこういうタイムパラドックスものが好きなのも、過去を変えたいという欲望があるからだろう。
あのときああしておけば、今こんなことになってないはずなのに‥‥と心のどこかで思っているの
だろう。心のどこかというか、ど真ん中で。
しかし、いくら過去を変えたからといって、たぶん今の自分はそんなに変わらないとも思う。
同じ人間なんだから、急に賢くなったり寛容になったりするはずはないのだ。
ま、どうでもいい話ですな。
そんなわけで、昨日見に行った「それでもボクはやってない」の予告編で見た「バブルへGO!」は、
何となく面白そうな予感がするので見に行ってみようと思います。
あと、スピリッツで連載が始まった柏木ハルコの「地平線でダンス」も期待しております。