*[映画]シドニアの騎士 あいつむぐほし

月曜日のレイトショーで観客は8人。
特典の黒い不織布マスクをもらったが使わないまま保存しよう。


かなり延期されたが無事に公開されてよかった。
これで「シドニアの騎士」の完結が見届けられてうれしい。
単行本をまた読み返して感慨にふけることにしよう。




シドニアの騎士のつむぎを見ると、萌えとは何だろう、と
考えてしまう。
なにしろ映画のコピーが「身長差15メートルの恋」である。


つむぎの巨大な本体の造形は、いわゆる人間ではないのだが、
顔を赤らめたり涙を浮かべたり、ちゃんと可愛く見える。
さらに触手を伸ばしたにょろにょろも、シンプルな形だが
やはり可愛いのだ。


そうすると、可愛く見えるということは、必ずしも姿かたち
ではなく、しぐさや言葉にも左右される、ということに
なるだろう。


しかし、これは弐瓶勉の天才的な能力があってこその
表現だと思う。にょろにょろのつむぎはそれを証明して
いるだろう。


で、そのルーツを探ると、おそらく手塚治虫のマンガに
至るのである。