昨日、たまたまテレビで100メートル走の中継を見ていた。
スタートが揃わないので、何度もやり直していた。
フライングと判定されると、一発で失格になるという。
短距離走を何人かで競う場合、ゴールラインを誰が通過したかで勝敗が
決まる。タイムもその時点で計測される。
なので、スタートを厳密に同期させなければならない、という理屈だろう。
しかし、これだけ計測機器が発達しているのだから、スタート時点を
正確に感知して、ゴールまでのタイムを計れるシステムはわりと簡単に
作れるのではなかろうか。
そうすると、ゴールラインの勝負ではなく、純粋にタイムの勝負になる。
短距離走で見たいのは、誰が一着かということより、最も速いタイムを
誰が出すか、ということではないだろうか。
いつまでも音を聴いてスタートするやり方だと、選手の集中力が持たない
と思う。
なんだったら別に競争せずに、ひとりひとり走って計測してもいいのでは
ないか。見ている人はつまらないかもしれないが。
これは短距離走だけでなく、走り幅跳びなどの踏切板をきちんと踏むか
どうかの競技でも同じで、計測機器の性能が向上していれば、踏み切った
場所から着地した場所までの記録をとれば良い。
そうすれば、もっと記録は伸びるのではないかと思うが、実は制限がある
方がいいのかもしれない。
陸上選手はどう思っているのだろうか。