Boaz2015-07-23

コーンフレークなどのシリアル食品のCMを見て、そういえば日本でシリアルを
よく食べている都市はどこなのだろう、と総務省の家計調査を調べてみた。


ところが、シリアル食品は分類の中に明記されていないのである。
おそらく「スナック菓子」に分類されているのではないかと思われるのだが、
このカテゴリーにはポテトチップスやポップコーンも混在しており、単独での
データはない。


要するに、統計にも現れないほど普及していないということだ。



しかし、ケロッグのコーンフレークは私が子供のころから宣伝していたし、
興味本位で買ってみたこともある。


多くの人も、常食にはしていないが食べたことはある、程度などではないか。


米国人も、なんでこんなにシリアル食品が売れないのか、不思議に思うだろうし、
いいかげん日本の市場を諦めて撤退したらどうかと思うのだが、しつこくしつこく
広告を流している。
あの情熱は何なのだろう? 



私個人で言えば、基本的に牛乳が嫌いだから、シリアル食品はアウトなのである。
もし牛乳が好きだったとしても、犬の餌みたいで何だかご飯を食べた気がしない。


コーンフレークを食べるぐらいなら食パンを焼いた方がおいしいと思うのは、ほと
んどの日本人の感想なのではなかろうか。


それに、日本人はとうもろこしを加工したものが嫌いなわけではない。
とんがりコーンはロングセラー商品だし、カールを食べたことがない人は珍しいと
思う。
スナック菓子としてなら市場があるのだ。



よその国の食文化を変えてやろうという情熱は、いったいどこから来ているのか。
おそらく、米食からパン食に変化させた成功体験があるからだろう。
アジアの国でここまで食文化が変わった国も珍しいのではないか。


かといって、受け入れられないものは頑としてある。
そこをゴリ押ししてくるから嫌われるのだ。


シリアル食品が普及しないのは、米国製のクルマが日本で売れないのと同じ理由が
あるのではないか。