Boaz2015-05-03

今日は武道館で花澤香菜のライブがあったそうで、こないだポール・マッカートニー
舞台に立ったかと思うと、その懐の深さに驚く。


ライブのセットリストは、たぶんニューアルバム「Blue Avenue」を中心にしたもの
だったはずで、私もこのCDを愛聴している。

Blue Avenue

Blue Avenue

ニューヨークをテーマにした作品なのだが、なぜか1曲だけ西海岸のサウンドが入って
いる(「We Are So in Love」)。あれはどういう思惑で放り込んだのだろうか。


これは私だけの感覚かもしれないが、「Blue Avenue」の花澤香菜のボーカルは、やや
キーが高い楽曲になっているような気がする。
違和感があるとかそういうことではなく、今回は意図的に高音にチャレンジしたのかな、
という印象だ。


一番おもしろかったのは、「タップダンスの音が聴こえてきたら」で、まんまビリー・
ジョエルの「The Longest Time」ではないか。
ドゥーワップに挑戦していて、女性なのでベース音はピアノになっているけれど、
楽しげないい曲だった。
もしかしたら彼女の声はコーラスが一番きれいに聴こえる声質なのかもしれない。


声優という先入観を抜いて、上質のポップミュージックとして聴いてほしい名盤だと
思います。
それに、たぶん普通のアルバムよりお金をかけている。確実に売れると踏んだから
だろうけど、贅沢な作品である。