Boaz2015-02-07

アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」が面白いので、毎週
楽しみである。
最初は渋谷凛を推していたが、気がついたら双葉杏に夢中。
あのやる気のなさがいい。


よく考えたら、本当にやる気がなかったら事務所に来てないだろうし、
何とか楽をして暮らしていきたい、という妥協の姿があれなのでは
ないか。


キャラ的には、ツンデレの一種に分類されるのではないかと思う。
やる気を見せないけれども、ちょっとだけ頑張る姿に萌える、みたいな。



こういうキャラクターがゲームに登場するのは、社会の一面を反映して
いるからではないか。
ニートがアイドルなのは面白いんじゃね? という軽い企画が通った
だけなのかもしれないが。


額に汗して働く美徳というものは否定しないけれども、働けば働くほど
偉い、というわけではないだろうし、長時間労働で過労死するのはどう
かしている。


もっと効率よく働いて、私生活を充実させた方がいいのではないか、と
思うのだが、ブラック企業が跳梁跋扈している現実では、牛馬のごとく
働くしかなさそうだ。



なぜ楽をしてはいけないのか。


たとえば、給料を変えずに週休4日制にしたとしよう。
当然、生産性は落ちるかもしれないが、大企業が史上最高益を出したり
内部留保をしているぐらい余裕があるのだから、いけるのではないか。


それに、長時間労働の原因は納期の厳しさと異常なまでのサービスである。
お互いにいいかげんな商取引をすれば、死ぬほど働くことはない。


給料が変わらずに休みが増えるのだから、当然消費も増えるだろう。
リフレッシュできて、生産性がむしろ上がるかもしれない。


と、アホみたいな妄想はともかく、我々は株主を儲けさせるための奴隷
ではない、ということに気がつかなければならないのではなかろうか。


その象徴が、双葉杏なのである。
ピース。