アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」が面白いので、毎週
楽しみである。
最初は渋谷凛を推していたが、気がついたら双葉杏に夢中。
あのやる気のなさがいい。
よく考えたら、本当にやる気がなかったら事務所に来てないだろうし、
何とか楽をして暮らしていきたい、という妥協の姿があれなのでは
ないか。
キャラ的には、ツンデレの一種に分類されるのではないかと思う。
やる気を見せないけれども、ちょっとだけ頑張る姿に萌える、みたいな。
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こういうキャラクターがゲームに登場するのは、社会の一面を反映して
いるからではないか。
ニートがアイドルなのは面白いんじゃね? という軽い企画が通った
だけなのかもしれないが。
額に汗して働く美徳というものは否定しないけれども、働けば働くほど
偉い、というわけではないだろうし、長時間労働で過労死するのはどう
かしている。
もっと効率よく働いて、私生活を充実させた方がいいのではないか、と
思うのだが、ブラック企業が跳梁跋扈している現実では、牛馬のごとく
働くしかなさそうだ。
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なぜ楽をしてはいけないのか。
たとえば、給料を変えずに週休4日制にしたとしよう。
当然、生産性は落ちるかもしれないが、大企業が史上最高益を出したり
内部留保をしているぐらい余裕があるのだから、いけるのではないか。
それに、長時間労働の原因は納期の厳しさと異常なまでのサービスである。
お互いにいいかげんな商取引をすれば、死ぬほど働くことはない。
給料が変わらずに休みが増えるのだから、当然消費も増えるだろう。
リフレッシュできて、生産性がむしろ上がるかもしれない。
と、アホみたいな妄想はともかく、我々は株主を儲けさせるための奴隷
ではない、ということに気がつかなければならないのではなかろうか。
その象徴が、双葉杏なのである。
ピース。