知の訓練

知の訓練 日本にとって政治とは何か (新潮新書)

知の訓練 日本にとって政治とは何か (新潮新書)

原武史明治学院大学国際学部で講義した「比較政治学」をまとめた本である。
本のタイトルが茫洋として分かりづらいが、天皇と日本の政治の関係を
分かりやすく解説している。


皇室と政治の関係について、義務教育で深く習った記憶がない。
高校で日本史を選んだら詳しく教わるかもしれないが、たぶん近現代史
届く前に終わっているだろう。


本書では、わりとフラットな視点で近現代史における天皇と政治の関わりを
講義していると思う。
インテリには常識だと思われることも、私には初耳という話もあったので、
興味のある人は読んでみたらどうだろうか。


原武史は皇室を研究している学者だが、一方で鉄道オタクでもある。
この講義でも、第6章・第7章の「都市と政治」で鉄道の話から政治の話に
つなげており、学生を飽きさせないようにしている。たぶん。



第3章で、講義のツカミのためか、学生にいくつ神社を知っているか、考え
させるところがある。名前と所在地を15言えたら合格。
自分でも思い浮かべてみたが、10までしか答えられず、しかもそのうち3つは
ローカルな地元の神社だった。


この本には12の有名な神社が書いてある。
何も見ずにすらすら出てくるだろうか? 


1.靖国神社
2.明治神宮
3.伊勢神宮
4.出雲大社
5.日光東照宮
6.大宮氷川神社
7.熱田神宮
8.伏見稲荷大社
9.住吉大社
10.厳島神社
11.太宰府天満宮
12.鶴ヶ岡八幡宮


こうして見れば、簡単に答えられそうだが、意外と出てこないものである。
私はまだ6、8、9,11の神社に参拝したことがないので、いつか訪れてみたい。