Boaz2013-09-10

日経ビジネスオンラインで、とり・みきヤマザキマリの対談が
連載されており、面白く読んでいる。
今週は「テルマエ・ロマエ」の映画の契約の話で、実に興味深かった。


そういえば、プロ野球の契約更新もこれと似たような話だと思う。
選手が直接球団と話し合って翌年の年俸を決めていたが、最近は
代理人の同席が許された。


日本では、法律が宣戦布告のような意味に捉えられており、弁護士を
立てるのはほとんど喧嘩腰だ。
しかし、本来法律はお互いに合意するためにあるものであり、あまり
に煩雑なのはともかく、最悪のトラブルを回避することを目的にして
いるはずである。


出版社や球団がこれをうやむやにしてきたのは、主観的には善意で
やっていたことだろうが、経営が近代化されていなかったからだ。
と同時に、法曹関係者の不作為でもある。


弁護士はこれをビジネスチャンスととらえて、出版代理人として
営業してはどうか。
あるいは、講談社から独立した「コルク」のような編集者たちが
それを斡旋してもいいだろう。


せっかく司法改革をして弁護士を増やしたたのだから、過払い金
請求でボロ儲けしてないで、新しい分野に挑戦してみたらいいと
思う。