Boaz2013-06-18

アニメ「刀語(かたながたり)」を途中から何となく見ている。
わりと好きな作品だが、西尾維新の原作ものだなぁ、という感じも
する。


これは好き嫌いの話なので、作品の善し悪しではない。
偽物語」などもそうだが、西尾維新の小説をアニメ化した場合、
やたらとセリフが長い。独白といってもいい。


これをアニメーションにするとき、それこそ監督の腕が試されるわけ
だが、どうしても長台詞を入れざるを得ない。


すると、絵が止まってしまう。
ラノベとアニメの中間のような、朗読アニメのようなものになる。
それが西尾維新原作の味なので、カットするわけにもいかない。
なかなか難しいところだ。



多くのラノベが、主人公のモノローグで語られている。
それをアニメ化する場合、普通は第三者の視点から描くだろう。
ときおり主人公のナレーションを入れるにしても、分かりやすく
描かないと視聴者に伝わらないからだ。


ラノベをアニメの脚本にする作業は、そういうテクニックが必要
なのに、そこをうまく処理する脚本家は、わりと少ないのではないか。
そんな気がする。