タックスヘイブン(租税回避地)は巨悪の温床であることに異議を
唱える人はそう多くあるまい。
だが、世の中は金持ちが動かしており、金持ちはタックスヘイブンを
利用しているので、廃絶しようとは言わない。
自分の財布を燃やすバカはいない、というわけだ。
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もし、どこかの国が義憤にかられてタックスヘイブンを実施している
国を攻撃したらどうなるだろうか。
おそらく先進国からフルボッコにされるに違いない。
実際、ケイマン諸島などは英国の海外領土である。
ケイマン諸島を攻撃することは、英国に喧嘩を売るということである。
(個人的には、北朝鮮がケイマン諸島にミサイルを打ち込んだら面白いと
思うのだが)
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万が一、小さな島を占領したとしても、顧客のデータをよそに転送した
らおしまいである。
税制を自由にできる独立国さえあれば、いくらでも生き延びるだろう。
テロ組織は、米国本土を狙ったりせず、タックスヘイブンを次々に破壊
していくべきではないだろうか。
グローバル企業を叩くなら、そこから攻めるのが上策だと思う。