今日の朝日新聞に、ユニクロが賃金体系を全世界で統一する、という
ニュースが一面で載っていた。
最上位の柳井正会長の4億円から、最下位の平均320万円まで19段階に
区分するのだそうだ。
なぜ柳井会長が4億円なのかは、本人にも説明できないだろう。
彼はインタビューでしきりに、グローバル化だからこういうことをする
のだ、と言っていた。
柳井よ、お前は何と戦っているのだ?
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いち消費者からすれば、ユニクロが潰れても困ることはない。
他のファストファッションの店で買えばいいからだ。服は日本製に限る
と思っているわけではないし、そもそもユニクロは日本で製造していない。
むしろ、日本人の雇用などどうでもいいと言い切っている会社の製品を
買いたくはない。
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逆に、柳井の立場になってみると、同業他社は脅威に感じるかもしれない。
日本国内だけなら圧倒的なシェアがあるだろうが、世界的には大したことは
ないからだ。
そこで、世界中から金をかき集めて大博打を打っている。
安く品質のいいものを作るためには、奴隷を働かせるしかない。
選ばれた一握りに奴隷に高賃金を与えて、他の奴隷たちにつかの間の夢を
見させる。役に立たない奴隷は捨てる。
いまは、次の四半期をどうやって乗り切るか、しか考えていないだろう。
大量に広告を打ってイメージを維持しているのは、売れなくなる恐怖の
裏返しだ。
そんな会社に、イノベーションを起こすようなスマートな若者がエントリー
するだろうか?
逆に、起業してユニクロを潰してやろうと思うのではないか。
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もう一度言うが、柳井正よ、お前はいったい何と戦っているのだ?