Boaz2013-03-05

ガルパン好きならきっと見るであろう「パットン大戦車作戦」がBSプレミアム
で放送していたので録画した。

3時間近くある映画で、15年ぐらい前に一度見たことがある。


そのときも思ったが、なんでこんな変な人が昇進できるんだろうか。
英国のモントゴメリーもエキセントリックな人物として描かれていた。
何かが振りきれている人でないと、戦争の英雄にはなれないのかもしれない。
それを際立たせるために、常識人のブラッドリー大将を脇役に置いたのだろう。


今回、ちょっと面白かったのが、パットンの兵卒殴打事件である。
戦争神経症など腰抜けの言い訳にすぎない、と認めないパットンが、シチリア島
野戦病院に入院していた兵士を殴ったとされる。


この事件が明らかになると、アイゼンハワーは彼を解任して本国に戻そうとする。
(実際は指揮権を外されただけで終わった)
米国は戦争時でも、日本の体育教官のようなことを許さなかったのである。
当時の日本軍人がどうだったかは言うまでもないだろう。


パットンのメンタリティは、日本の体育教師やコーチと同じだった。
日本のスポーツは、いわば小パットンたちによって指導されていたのである。


もちろんスポーツと戦争は違うものだが、一将功成りて万骨枯る、という点
では同じかもしれない。