内田樹の説によると、中部電力の浜岡原発の停止を命令したのは
米国政府だそうだ。
安全性が確保されないまま運転して、万が一横須賀基地にダメー
ジがあると大変だから、という理由だという。
で、今回の原発のストレステストである。
九州電力の玄海原発は、日本政府としては動かしたかった。
これを端緒として、全国の原発を次々と稼働させて、やっぱ必要
だよね、とアピールしたかったのだろう。
玄海原発の位置と佐世保基地の位置をみると、わりと微妙な距離
である。直線距離で約35km。
ちなみに浜岡原発と横須賀基地は直線距離で約130km離れている。
いったんゴーサインを出したところで、急にストレステストをや
ると言われて、自治体は混乱している。
どういう基準なのかをはっきりさせてほしい、と言っている。
もっともな話である。
ストレステストをやるという発表の唐突さは、浜岡原発停止のと
きと非常によく似ている。
