2011-05-01 ■ 1994年5月1日、私はブラジルのコパカバーナビーチにいた。 近くにいる人が持っていたラジオで、何やら緊急ニュースのような 雰囲気の放送があった。 何ごとかと同行した日系ブラジル人に尋ねると、彼女は泣きそうな 顔で「セナが死んだよー……」と言った。 翌日のリオデジャネイロ市街は喪に包まれた。 私は、どんなタイミングでブラジルに滞在しているんだろう、と不 思議な感覚だった。 あれからもう17年が経つ。