一回目と二回目をまとめて見た。
松尾スズキの演じる岡本太郎が劇似だった。
正直、俳優としての松尾スズキは大したことがないだろうと思って
いたが、間違いだった。申し訳ない。
あと、小日向文世が演じる丹下健三もよかった。
ドラマで丹下健三が登場するのは初ではなかろうか。
大阪万博で、太陽の塔をめぐってこの二人が対立するわけだが、本当
はもっと揉めたに違いない。
ところで、堺屋太一は出てこないのだろうか。
カンニング竹山は小松左京をやるより、堺屋太一の方が似合っている
と思うのだが。
岡本太郎といえば、私たちにとっては「芸術は爆発だ!」と言って
変な顔をするおじさん、というイメージだった。
大阪万博の太陽の塔を作った人、ということは知っていたが、再評価
が始まったのは、その太陽の塔に衝撃を受けた世代が作品を発表し始
めてからだったと思う。
マンガで岡本太郎の再評価をしたのは大友克洋が最初だろうか。
私の印象に残っているのは、ゆうきまさみの「究極超人あーる」で
ギャグとして登場する太陽の塔だった。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/01
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