愛媛県美術館で大河原邦男展をやっているので見に行った。
夏休み中なので、子供たちがいっぱいいてにぎやかだろう、と思ったのだが、
館内は私ひとり。もったいない。
まあ、展示物は大河原邦男が描いたイラストが中心なので、ちびっ子たちには
物足りなかったのかもしれないが、おっさんの私にとっては貴重な原画をこの
目で鑑賞できて幸せだった。
一番すごかったのは、実物大のスコープドッグである。
4mの鉄の塊で、重量はおよそ2トンだそうだ。
表面は錆ていて思わず触りたくなるほど(タッチは禁止)。
学芸員の人に、どうやって運んだんですか? と訊いてみたら、解体してから
運び込んだとのこと。
詳しくは制作者の倉田光吾郎さんのブログにあります、というので帰って見て
みた。http://monkeyfarm.cocolog-nifty.com
かなり大がかりな作業だったようで、頭が下がる。
ただ、せっかくの大河原メカの展示なのだから、アニメの変形・合体シーンを
もっと充実させてもらいたかった。
いちおうモニターにいくつかの作品のオープニングが無音で流されていたが、
アニメの一部を使うことはできなかったのだろうか。
そこが残念だった。