政治家の字

先日、新聞に掲載されていた各党の党首の字を見た。
自民党麻生太郎民主党鳩山由紀夫の字は、なかなかの達筆だった。


一方、社民党福島瑞穂共産党志位和夫の字はお世辞にも上手いとは
言えない。
一度も書道をやったことがないのだろう。


字の上手さと政治的能力は無関係である。
しかし、左派の人の習字能力が低いのは偶然なのだろうか? 
おそらく、そんなものは必要ないと思っているから、これまで問題ないと
してきたのだろう。


漢字文化圏では、字も人格のひとつであると考えられていると思う。
見たことはないが、中国の政治家たちの字も達筆であろう。
アルファベット文化圏は、そういうのにこだわらないし、そもそも直筆の
字を見せるのはサインするときぐらいだ。


だから何なのか? 


別に意味はない。
ただ、政治家にも字の上手下手があるんだなぁ、というだけである。


これまで小中学生の字をたくさん見てきたが、書道を習っている子の字以外
は、ほぼ壊滅的だった。
大人になったら自然と上手に書けるわけではない。
だからこそ義務教育で書道をやらせているのだろうが、効果はあまりないよ
うだ。


普通の人は、自分の字を披露することはほとんどないだろう。
結婚式などで署名するときぐらいだろうか。
せめて自分の名前だけでも、格好よく書きたいものだ。