ネコの島

NHKの20分ドキュメント番組で、宮城県にある小さな島が採りあげられていた。
なんと、この島は人間よりもネコが多いのだそうだ。


昔の漁師さんたちが大漁の守り神としてネコを祭ったことから、たくさんのネコ
が幸せに暮らしているのだとか。ちなみに島で犬を飼うことは禁止。


その話を聞いたネコマニアたちが、休みになると島にやってきて、ネコの写真を
撮りまくる。
たしかに味のある顔のネコが多いので、ネコ好きにはたまらないだろう。


幸い、私は近所のネコを毎日思うさま触っているから、べつにうらやましくも
何ともないのだが、ネコを飼えない人やふだん接触できない人にとっては、垂
涎の的であるかもしれない。


それにしても、東北の人口80人弱しかいない過疎の島に、100人以上の人が写真
を撮りに訪れるのだから、もっとアクセスのいい場所にネコの島を作れば、毎
日わんさか人が来るのではなかろうか。
(陸地ではなく、島というのがポイントだと思う)


もっとも、入場料をとったり、いかにも可愛らしいネコがいたりすると興が殺が
れるだろうから、基本的にはノラネコが望ましい。
通信環境を整えて、暇なときにエサを与えるだけの仕事を募集すれば、ニート
やってくるのではないかと思う。


自分で撮ったネコ写真を、しばらく島を観光しているうちにTシャツにするサー
ビスとかでお金をとったら、けっこう儲かると思うんだけどな。