円盤メディアの未来

SP盤が発明されてから100年ぐらい経つそうだが、現在の記録メディアの
DVDあるいはブルーレイまで、基本的には円盤である。


たしかエジソンが録音装置を発明したときの記録媒体は円筒だったはず
だが、いつのまにか円盤がメインになっている。


記録方法はどんどん進化していったけれど、形状が変化していないのは
すごいことだ。


で、この円盤メディアはどうなっていくのだろうか? 
家電メーカーは、次の記録媒体の開発をしているのだろうか。


私は、円盤の形状は、DVDあるいはブルーレイで終わりのような気がする。
フラッシュメモリーとかの形になってしまうと、別に円盤にする必要は
ないからだ。


しかし、音楽や映像のパッケージとしての円盤は、そう簡単になくなら
ないだろう。流通がそれを支えていくと思う。


実際、音楽や映像がUSBメモリーで発売されるだろうか? ジャケットの
デザインはちょっと難しいだろう。
ダウンロードが主流になったとしても、所有する欲望は消えないから、
人は何らかの形にして残しておくに違いない。


ハードディスクに残しておくのが一般的かもしれないが、あれも一種の
円盤である。形状としてベストなのかも。


一方で、途上国ではいまだにカセットテープが現役でがんばっている。
これが一気に円盤メディアにとってかわる日がいつか来るかもしれない。
あるいは、一足飛びに別のメモリー媒体になるのかどうか。


100年後の人がどんなもので音楽や映像を楽しんでいるのか、見てみたい
ものである。