ヒゲの人

ヒゲには二種類ある。
密度が濃いかまばらか、である。


濃い人は、長嶋茂雄の似顔絵のように、剃っていてもうっすらと青い。
こういう人がヒゲを伸ばすと様になる。
スピルバーグとかルーカスなんかは、こんなヒゲだ。


一方、毛穴がまばらな人がヒゲを伸ばすと、かなりみっともないことになる。
チョロッとしか生えず、しかも地肌が見えているものだから、ラクガキのよう
な顔になってしまう。
山本晋也がそういうヒゲだ。


私も一時期ヒゲを生やしたことがあったが、まばらだったのでトウモロコシの
ヒゲのようになってしまい、今思うとなんて恥ずかしいものを人前にさらして
いたんだろうと反省する。


ヒゲは顔にアクセントをつける。
何のためにアクセントをつけるかというと、自分を強く見せたいからだ。


ということは、ヒゲを生やしている人は、何らかの劣等感を持っているはずで
ある。



‥‥どっかで読んだことがあるなぁと思ったら、2年前の自分のブログで同じ
ことを書いていた。
しかも、そっちの方が面白かったという情けなさ。
もう寝ます。