今日付けの朝日新聞に、ブラジャーをつける男性の話が載っていた。
仕事もできるし、ちゃんと結婚もして子供もいる50代の男性の、たったひとつ他人と違っている
点は、ワイシャツの下にブラジャーをしている、ということだった。
別に誰に迷惑をかけているわけでもなく、家族も黙認しているのだから、どうぞお好きに、とし
か言えないのだが、こういうことをわざわざ新聞の記事にする意味が分からなかった。
男が趣味でブラジャーをすることで、いったいどういう共感が得られるのか。
ジェンダーがどうとかいう難しい話になるんだったら、アホか、と言いたい。
これは、ブラジャーをしているオッサンには失礼だが、単なる変態の話でしかないだろう。
そもそも、このオッサンをどこで見つけてきたのか、それが知りたい。
普通、趣味でブラジャーをしていることは隠すと思うのだが、カミングアウトしたかったのだろ
うか。そのあたりの心理が全く読み取れなかった。
このような、一般的な人から見れば“変わった人”が普通に受け入れられる社会がいいのだ、と
主張したいのだとしたら、その境界線はどこに引かれるのだろうか。
例えば、エロマンガである。
少女を陵辱するような内容のマンガを好きな人はたくさんいると思うが、ほとんどは性犯罪者で
はない。
朝日新聞はエロマンガをバッシングしていたと思うが、エロマンガが好きな人は、朝日新聞が想
定する多様性の中には入れてもらえないのだろうか。
私から見れば、ブラジャーをしているオッサンと五十歩百歩だと思うのだが。
私とて、ハロプロの女の子の写真を大量にダウンロードしてフォルダーに入れてある。
これも普通の人から見れば気持ち悪いだろう。
実際、結婚をきっかけに処分する人もいる。
ある人の逸脱した部分をどこまで許容するかは、周りの人が判断することで、新聞が決めること
ではない。
とりあえず、ブラジャー男の記事を書いた人は、「あいこら」でも読んでみてはどうだろうか。
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