地方の国立大学

暴論というかアホな思いつきだが、いわゆる駅弁大学と呼ばれる地方大学の今後について
書いてみたい。


国立大学は、旧帝国大学とそれ以外の大学があり、その間には超えられない壁がある。
18歳人口が減って、大学に入学する子供がどこに進学するかを考えると、成績のいい子にとって
地方大学はほとんど魅力がないだろうし、成績の悪い子にとっては国立大学は敷居が高すぎる。


そうすると、優秀な子供は旧帝国大学か有名私立大学に進学し、そうでない子供は試験科目の少
ない無名私立大学に進学するだろう。
地方の国立大学が受け皿になるような子供は、成績のフタコブラクダ化によって存在そのものが
消えつつある。


そこで、それぞれの地方大学は旧帝国大学の予備学校として格下げし、県立高校と一体化する。
つまり旧制高校を復活させるのである。


問題は予算である。
独立行政法人にされたので、どこかからお金を調達しなければならない。
私立学校のように受験料をふんだくって儲けるとかしか思いつかないが、もっといい考えがきっ
とあるに違いない。私にはよく分からない。


ともかく、県立高校のトップと地方の国立大学が一体化するわけだから、優秀な生徒が集まる
わけである。ここから選抜して旧帝国大学へ進学させるが、全員がそうなるわけではない。
落ちこぼれた生徒は、教員免許や学芸員免許などをとらせて就職させるのがいいだろう。


文系の学部は上記にような転換が容易いが、理系の学部(特に医学部)はそう簡単にはいかない。
時間をかけて、旧帝国大学の植民地になるしかないのかもしれないが、これまた私にはよく分
からない。


きっと地方の国立大学の人は、将来のシビアな問題としていろんなことを考えているに違いな
いけれど、自分が属する組織を解体させることは最初から除外しているだろう。
それではいつまでたっても地方の国立大学には未来がないのではないか、と思う。


眠いからここでおしまい。


本文と写真はまったく関係ありません

川o・-・)<進路については本当に悩みました