フィールドミュージアム構想

松山市は、街全体を博物館にして観光客がたくさん来てくれるようにしようと、フィールド
ミュージアム構想というのを掲げている。
その目玉が、先月できた「坂の上の雲博物館」だ。


今週、松山市は原付のナンバープレートに希望すれば雲の形をするものを交付する、と発表
した。(
わりといいアイデアだと思う。可愛いし。


もし、街全体をテーマパークのようなものにするなら、観光案内のコンパニオンを設置した
らどうだろうか。たぶん、市役所の誰かが考えているとは思うが。


というのも、松山に観光に来た人は、いちおう事前に調べて、見たいものや行きたいところ
をチェックしていると思うが、効率のいい巡回方法とか、穴場的な情報はなかなか入手でき
ない。
しかも、若者ならネットでいろいろと調べることができるが、年配の人は無理なので、基本
的にガイドブックに頼らざるを得ない。


ところが、このガイドブックは表面的なものが多く、かといってタウン情報誌は細かすぎる。
それに、松山には分かりやすい場所にインフォメーションセンターがない。
ここに来れば観光客が聞きたいことの全てに応えられる、という施設があってこそのフィー
ルドミュージアム構想だろう。


なので、ここは大学生のバイトを雇って(なるべくボランティアで)松山市を案内する仕事
をしてほしいのだ。できればクルマを使って。


年配の人には、旅行代理店やホテルのフロントなどに案内を出しておいて認知してもらい、
3パターンぐらいのコースを設置する。もちろん寄り道や変更も可能だ。
若者にはインターネットや携帯サイトで予約してもらい、好きなコースを選んでもらう。


そして、寄り道の要望がある程度集まったら、コースを柔軟に変更・追加すればよろしい。
また、大学生の案内はどうだったかを観光客に評価してもらい、評価の高い人にはポイント
を与えてリーダーになってもらうようにすれば、張り合いも出るだろう。


私としては、オッサンや若い男性には女子大生を、オバサンや若い女性には男子大学生をそ
れぞれ配属すれば喜ばれるのではないかと思うが、セクハラが発生する可能性もあるので、
そのあたりは検討課題だと思う。


また、どうせセクハラ的なことが発生すると予想されるのならば、昼のガイドと夜のガイド
の2パターンを用意すればよろしい。
で、夜のガイドはホステスやキャバクラ嬢にやってもらい、あとは自由恋愛で、ということ
にすればリピーター続出ではなかろうかと。


適正な料金はどのくらいなのか分からないが、たぶん赤字は必至だと思う。
しかし、このくらいやらないと、わざわざ松山くんだりまで人は来ないだろうし、来てもが
っかりして帰るのではなかろうか。


あと、名物料理がないからといって、新鮮な魚介類ばかり薦めるのもどうかと思う。
もっと松山ならではの甘いラーメンとか、ゆるいスパゲティなど、松山の人自身がこんなの
よその県の人が喜ぶの? というようなものをプッシュすれば、意外と受けるかもしれない。


余談。
前から、あれは何だろうと疑問に思っていたキャラクター「タルト君」を、ようやくググッて
調べてみた。主に携帯サイトで広告していたのですね。(
キャラクターの完成度がすごく高いので、松山市はもっとこれをプッシュすべきだと思いました。


本文と写真はまったく関係ありません

松山城の一部