☆カナ?

本日放送された「探偵!ナイトスクープ」の三本目の依頼に、ちょっと驚いた。


大阪に住む26歳の主婦からで、先日はじめて天体望遠鏡で星を見たけれど、私はこんなの
星じゃない、とキレてしまった。というのも、私はそれまで星というのは☆の形をしていると
思っていたからだ。一体、☆マークは誰が考えたものなのか調べてほしい、という内容だった。


で、桂小枝とともに大阪市立科学館に行って、専門家に話を聞いたのだが、☆マークがいつ
星を表す記号として定着したか、確定的なことは分からないということだった。


ちなみに、この主婦は、三日月や満月がそれぞれ別の天体だと思っており、ああいう形をして
いるものが、次々に浮かんでいるのだと信じていた。
確かモー娘。時代の加護ちゃんも同じことを言っていたような気がする。


まあ、こういう話は「それが何の役に立つんですか?」と言われれば、それまでである。
主婦が天体について考える必要はあまりないだろう。
それでも、私は小学生の知識のまま大人になった主婦を見て、学校は何やってんだろうと
思う。
特に、彼女が小学生のとき担任だった教師は、深く反省すべきではないか、と。


義務教育で教える内容を100%マスターできる人は少なかろう。
しかし、これまでは70〜80%ぐらいは理解して社会に出て行ったのではないかと思う。
その歩留まりが、いまや40〜50%ぐらいに低下しているのではないだろうか。
で、その人たちが親になると、子供はどうなるのか‥‥。


テレビに出ていた主婦は、失礼だがいかにもDQNに見える人であった。
悪い人ではなさそうだが、容易にマイナスイオンなんかの説明に騙されると思う。


だが、高学歴な人にも基本的な知識が欠落している場合もある。
例えば、世界地図を見せて、フランスはどこですか、と質問すると、平気でモンゴル
あたりを指すような大学生は、そのあたりにゴロゴロいるだろう。


これは義務教育のシステムに、何らかの欠陥があるとしか思えない。
小学生や中学生で落第はないので、そのまま高校・大学に進学してしまうのだ。
高等教育の現場では、たぶんそのことに気がついており、心ある人は警鐘を鳴らして
いると思う。


そこで提案なのだが、小学6年生の時点で、卒業認定試験を受けさせてみてはどうだろうか。
もし基準以下の評価だった場合は、補習授業を受けて再テストを受験し、合格したら中学に
進学できるシステムにすればよろしい。


もちろん試験問題は、私立中学の受験じゃないのだから、ものすごく簡単なものでいい。
塾に通わず、ちゃんと公立学校の授業に出ていれば分かるような内容にする。
ただし、9割以上でないと合格はできない。
そのくらいのプレッシャーを与えないと、基礎知識の底上げはできないのではないかと
思う。


本文と写真はまったく関係ありません

从 ´ ヮ`)<陣羽笛?