天下一品ラーメン

本日、松山にもようやく天下一品ラーメンが開店し、オープンから3日間は半額という
ので、自転車をこいで土居田まで食べに行った。
7時ごろに着いたら、店の外に20人ぐらいの行列ができており、天一のラーメンって
そんなに人気だったっけ? と思った。


松山の人は新しいもの好きで飽きやすい。
5年前に初めてファミリーマートが出店したときも、初日の店内は大混雑だった。
フツーのコンビニなのに、である。
また、まつちかタウンにラーメンステーションができたときも、どの店にも行列が
できており、みんなこんなにラーメンが好きだったっけ? と思ったのも束の間、
一ヶ月後には並ばずに入れるようになった。


恐らく、天下一品ラーメンも、一ヶ月後にはガラガラとは言わないまでも、そこそこの
客足に落ち着くだろう。
この味が松山の多くの人に受け入れられるとは思えない。


さて、行列に並んでいると、店の人が注文をとりにきた。
オープニング半額期間中は、ラーメン(600円→300円)・餃子(260円→130円)・
ライス(150円→75円)のみのメニューになっているとのこと。
大盛りを頼みたかったのだが、諦めてその三つを注文する。


ようやく店内に案内され、カウンター席で待っていると、最初にライスが出て来た。
ライスだけ出されてもなぁ‥‥と思っていると、しばらくしてラーメンが運ばれて
きた。よしよし、これを待っとったのじゃ。
丼を持つと、外側にアブラがべっとりついている。拭いて出してくれんかなぁ。


それでもスープを一口飲めば、あの味である。京都の店より、若干こってり感が
少ないのだが、松山向けにマイルドにアレンジしているのかもしれない。
夢中でラーメンをすすっている途中で餃子が来た。どうもタイミングが悪い。
全く期待していなかった餃子の味は、まあそんなもんだろうというものだった。
(余談だが、西荻の「一圓」というラーメン屋のジャンボ餃子は旨かった)


食べ終わって外に出ると、行列はまだ続いていた。
一種のイベントのようなものなのだろう。クルマでやってくる家族連れが多い。


去年、ラーメンステーションができてから、松山の人のラーメンに対する認識は
変わるだろうかと思っていたが、もともとラーメン好きの人が喜んだだけで、多くの
人はリピーターになってないようだ。


味覚は保守的なものだから、わざわざ違う味のラーメンにチャレンジしようという
人は少ないのだろう。
たいていは、酒を飲んだ締めの一杯に食べるもので、それほどステイタスの高い
ものではないからだ。


ただ、若い世代はラーメンステーションの各店や天下一品のような県外の味を食べて、
脳内のラーメンマップを書き換えていると信じたい。
香川の人がうどんを愛するように、松山の人もラーメンを愛するようになってくれ
れば、いつかご当地ラーメンができるだろう。


いや、ラーメンでなくても別の食べ物でもいいのだが、とにかく食の不毛の地である
松山(←ひどい言い方だw)を次世代が変えていってもらいたい。
ハイホー。


本文と写真はまったく関係ありません

リd*^ー^)<松山のおいしいものって何ですか?