少人数学級

いまは1クラス40人学級だろうか。
文科省は学級の人数をきっちり決めているはずで、全国の公立学校に対して強力な指導を
しているが、もっとフレキシブルに編成したい学校も多いと思う。


基本的に、授業は生徒数が少ない方がやりやすいというか、集中できるような気がするが、
生徒の食いつきがいい教師にとっては、何人だろうと関係ないのかもしれない。
私は、そういうタイプではなかったので、20人もいると必ず私語をする生徒がいて困った。


最近の子供は、大人をナメているので、こいつは怒らないと分かるとやりたい放題である。
私たちの頃は、すぐにぶん殴られていたものだが、体罰なんて親が怒鳴り込んでくるので
できない。ひどい話である。


こうしたことで発生する学級崩壊は、教師の技能を上げることも大事だが、親のしつけも
必要だし、生徒の人数を減らすことでも防げるだろう。
それに、勉強のできる子たちにとっても、細かい指導を受けられるため、より理解が深まる
ということが言われている。


すると、全国の小中学校を少人数学級にすればいいじゃないか、という意見もあると思うが、
まてよ、と気がついた。
山奥などの学校では、生徒が少ないために、1クラス数人という授業が行われているのである。
彼らと都市部の生徒では、学力に違いがあるのだろうか? 


当然、少人数学級推進派は、こうしたリサーチを行っていると思うが、私の印象では、山奥の
学校から秀才が続々と出て来たという話はあまり聞かない。
念のために言っておくが、僻地の子供の頭が悪いわけではない。たぶん、平均すると都市部と
同じだろうと思う。


だとすると(推測に推測を重ねているが)、少人数学級にはどういう効果があるのか、きちんと
説明してほしいのだ。
これは極端な例だが、学校に行かずに家庭教師について勉強した子は成績がよく、教室から
あふれるほど人数がいた団塊の世代は成績が悪かったのだろうか? 


私は、人数はあまり関係ないのではないかと考えている。
むしろ、社会の(というか親の)教育圧力が下がってきたから、生徒が勉強しなくなったの
ではないかと思う。


ときどき、学校の勉強なんて役に立たない、と放言する生徒がいる。
そうすると、役に立つ勉強って何? という話になるが、それを具体的に言える生徒は、
まずいない。


確かに、学歴だけでは、もはや幸せな人生は保証されなくなったかもしれないが、学歴が
なければ、幸せな人生にエントリーすらできない可能性があるってことを、もっと大人が
言うべきなんじゃないかと思う。


♪勉強は しないより しておいた方がいいわ、と森高も唄ってるしね。

勉強の歌

勉強の歌


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リd*^ー^)<あるもん!