水曜どうでしょうリターンズ

とうとう、四国松山でも「水曜どうでしょうリターンズ」が終了してしまった。
毎週たのしみにしていたのだが、今後はどうすればいいのやら。


最後の企画は、ベトナム縦断であった。
ハノイからホーチミンまでの約2000kmを7日間かけて、ホンダのカブで走りぬくのである。
様々なアクシデントや、天候の変動によるドラマがあり、ホーチミン市のゴールにたどり
着いたときは、大泉洋や藤村ディレクターが号泣していた。


もともとは、東京から札幌まで72時間以内に帰る、という「東日本縦断」企画から
スタートし、さらに京都から鹿児島までの「西日本縦断」で盛り上がったうえでの
ベトナム行きである。
無謀にもほどがあるが、彼らはやってのけた。
ローカル局が打ち立てた金字塔だと思う。他の地方局は何やってんだかな。


この原付で走る、という企画で私が思い出したのは「ウンナンの気分は上々」である。
調べてみると、1996年12月13日に「激走!!内村原付バイク137kmの旅」というタイトルで
オンエアされている。(参照
「どうでしょう」の「東日本縦断」は1999年7月21日〜8月19日オンエアなので、特に
新しい企画というわけでもない。(参照


だが、不思議と面白いのである。
基本的には、2人のオッサンがカブに乗っているのをクルマで追いかけているだけなのに、
ついつい見てしまう。
どうしてだろう? 


なんか、小洒落た理由をいくつか思いついたのだが、どうも違うような気がする。
他人がA地点からB地点まで移動するだけなのに、どうして引き込まれるのか。
ロードムービーの本質も、そこにあると思うのだが、うまく言えない。


私も友だちとクルマで欧州を走ったことがあるのだが、その様子をビデオで撮影して
編集したら、同じように面白いのだろうか‥‥


「どうでしょう」を見ていると、また旅に出たくなったです。