食育

今日の「クローズアップ現代」というテレビ番組で、最近の子供の食事事情がレポート
されていた。
それによると、給食でブロッコリーが出ようものなら、半数近い児童が残してしまう。
家庭でも、子供が嫌いなものは食べさせず、血糖値が高かったり、高脂血症になった
りする子がいるそうだ。


私が小学生のころは、給食を全部食べなければ、食べ終えるまで昼休みもずっと教室で
居残りさせられる子がいたものだ。
私も好き嫌いが多かったので、嫌いなものが給食に出たときは苦労した。


そういう苦痛をわが子に与えたくない、と思っているのが今の親なのかもしれない。
味覚は大人になってから変わるものだし、好きなものを食べさせるのが愛情だと
思っているのだろう。


だが、子供を生活習慣病にすることは、愛情でも何でもないと思う。
育児雑誌には、何をどのくらい食べさせればいいか、というのが載っているけれど、
小学生になったらそれぞれの家庭の判断になってしまう。
つまり、小学生の親向けに、だいたい何をどのくらい食べさせればいいかのマニュアル
を提供すればよろしい。
あるいは、野菜をどうやって食べさせるか、という特集を組むとか。
そういう雑誌って、いまあるのかしら? 


かといって、極端に自然食しか食べさせないというのも困りものだけれど。
基本的には、親がバカになっているのだから、啓蒙しないといかんですね。