サイボーグと性犯罪

土曜日のNHKスペシャルは、立花隆がサイボーグ技術の最先端を紹介していた。
もはやSFの話ではなく、神経細胞の電気信号を読み取って動く義手や、逆に脳へ電気信号
を送って視力や聴力を補助する装置が実現している。


この番組の中で、パーキンソン病で苦しんでいる人の脳に電極を埋め込んで、手足の
震えを止めるレポートがあった。
薬では治らなかった、日常生活に支障をきたすような震えが、ピタッと治まるのだ。
患者さんにとっては福音だろう。


脳の研究が進めば、パーキンソン病の原因になる部位はおろか、感情を司る部位も
特定でき、意のままに心を外部からコントロールできるようになるかもしれない、と
立花隆は危惧していた。


話は翌日に変わる。


日曜日のNHKスペシャルは、性犯罪の再犯のレポートだった。
最近の統計では、一年に11360件も発生しており、そのうち被害者が子供のケースは
約2000件であるという。
これはあくまでも立件された数であり、氷山の一角とされている。


私は、レイプするような奴は殺してもかまわないと思っているのだが、人権というもの
があるので、加害者は守られている。
一度、意に沿わぬセックスを体験させればいいと思うのだが、そういう「目には目を」
式の刑罰はダメらしい。まあ、そうやって加害者を罰する人もいないわけだけれど。


そこで、土曜日に見たサイボーグ技術を思い出したのである。
再犯を繰り返すようなクズ野郎どもの脳に電極を入れて、外部から抑制すればいいでは
ないか。
興奮する電位を感じれば、お仕置きのパルスを発信して苦痛を与える。
西遊記孫悟空がしていた頭の輪っか(緊箍児きんこじ)と同じですな。


あるいは、興奮したら、快感を与えるパルスを出して、自分の脳内で処理していただく
方法もあるかもしれぬ。
だが、この方法だと、刺激をしだいに強くしないといけないだろう。


ここにも人権や費用の壁が立ちはだかるわけだが、軍事利用されるよりはマシなのでは
ないかと思う。