米国産の牛肉の輸入が暫定的に認められたそうだ。
私は全面解禁して、早く吉野家の牛丼を安価に食べたいと願っている。
お前は食の安全についてどう思っているのだ、という反論もあるだろう。
しかし、日本には、明らかに健康に悪影響があるものが堂々と売られている。
タバコだ。
パッケージにも、ちゃんと悪影響を表記するように義務付けられている。
タバコと牛肉は違う、という反論もあるだろう。
しかし、どちらも摂取しなければ死ぬようなものではない。
私はBSEにかかるリスクを承知で、わしわしと牛丼を食べたいのだ。
タバコや酒には税金がかけられている。
元をたどれば日露戦争まで遡るらしいのだが、どうして課税しなければならないのかと
突き詰めると根拠はないと思う。
国家というものは、とにかく税金を取りたいのだ。
あまりに王様がいろんなものに税金をかけるから「代表なくして課税なし」なんていう
スローガンのもとに、議会民主制が生まれたとか。
いまの日本は、ものすごい借金を抱えていて、財務省の官僚はどうにかして課税領域を
広げようと思っているはずだ。
もう、下手したら呼吸税というものまで取りたいと思っているのではなかろうか。
そこで、私は「牛肉税」というのを提案する。
牛肉を消費するたびに、その消費量によって税金を徴収するのだ。
その税金は、牛肉の安全性を守るために使われる(ことにして、好きなように使う)。
そもそも、そういう安全性は売り手である米国が保障すべきではないか、という正論は
あろう。私もそう思う。
だが、日本は米国の属州なので、米国が肉を買えと言ったら、買わなければならんのだ。
食品業界だって、米国産の牛肉が喉から手が出るほど欲しいはずだし。
万が一BSEによる死者が出たとしても、それは数人にすぎない。
交通事故の死者を許容している社会が、どうしてBSEの死者を許容できないのか?
確実に80歳ぐらいまで健康で長生きできるなんて幻想だろう。
人間、死ぬときは死ぬのである。