私は、ちょっとだけ出版業界で仕事をしたことがある。
そのとき初めて知った(というか気づいた)のだが、文の終わりが「!」や「?」で
終わっていて、その後に次の文を続ける場合は、一文字分の空白を入れなければならない
というルールがあるということである。
【例】
○「センセーのバカ! あたしはこんなにセンセーが好きなんだよ? もう知らない‥‥」
×「センセーのバカ!あたしはこんなにセンセーが好きなんだよ?もう知らない‥‥」
「」内に限らず、地の文でも同様である。
もしウソだと思うなら、手近な本で確認してほしい(マンガは違うけど)。
だが、ネット上の文でこのルールを適用している人はあまり多くない。
なぜだろうか?
それは、義務教育で教えてないからだと思われる。
もちろん、原稿用紙の使い方を教えているはずだが、「、」や「。」にとどまっており、
もしかすると、文部科学省では「!」と「?」を公式なものとして認めていないので
はないかという疑いがある。
確かに、公文書で「!」や「?」が使われることはなかろう。
しかし、ルールの一つとして教えておいてもいいんじゃないかと思う。
むしろ、携帯やサイトで文章を書くことが圧倒的に多くなっているので、読みやすくする
ためにも小学生のときに定着させた方がいいのではないか?
(まあ、小中学生の作文に「!」を使っていいと教えたら、「!!!!!」と少年ジャンプの
ようになってしまうことは予想できるけど)
今は、ギャル文字や絵文字を当たり前のように使っているので、それらのうちのいくつか
が定着していくのかもしれない。
このままいくと、将来、文学作品でフツーにハートや☆が使われたりして。