ヘンタイ

ちょっと前に、人が窒息する姿を見ると性的に興奮する男が、次々と人を殺していて、逮捕
された事件があった。
まあ、弁解の余地はないので極刑か無期懲役になるだろう。なってほしい。


しかし、こういう人は一種の病気であるわけだから、人に迷惑がかからない方法を自ら
発見してほしかった。
テレビで洗面器に顔をつけて、できるだけ我慢するのを下からカメラで撮影するのが
あるけど、あれじゃ刺激が足りなかったのかね。


人間(特に男性)は、何かのきっかけで性倒錯に陥るのだそうだ。
というか、たいていは何か個人的に特別な性的イメージがないと、興奮しないように
なっているらしい。


ま、普通はノーマルな(?)ポルノグラフィーをきっかけに、興奮する回路が開かれていく
のだろう。いきなり中学生がスカトロにはまるとも思えないが、いたらごめん。


問題は、極めて逸脱したモノ・状況で興奮する回路を開いてしまった場合だ。
窒息男も、何かでそうなってしまったんだろう。不幸な話である。


私がどこかで読んだ話では、こういう人もいた。
ドイツ人だったと思うが、少年のとき、母親のウィッグ(カツラ)をなでていると、
えもいわれぬ気分になり、最初の性的興奮を覚えた。
以来、髪の毛(しかも金髪限定。なぜなら母親のカツラが金髪だったから)を触らないと
性的満足を得られないようになってしまった。


青年になった金髪フェチくんは、ある日ついに金髪の女性を拉致して、思い切り欲望を
満たした。かわいそうな金髪女性は、洗面台の前の椅子にしばられたまま、朝までに
5回シャンプーさせられたそうだ。


これが恋人同士のプレイなら、何の問題もないのだ。
金髪フェチくんも、理想の髪の毛を持った女性と付き合って、自分のヘンタイ性を
打ち明ければよかったのかもしれぬ。まあ、かなり引かれるだろうけど。


今日もどこかで、犯罪スレスレのプレイが行われているかもしれない。
風俗店は、ヘンタイから一般社会を守る防波堤になっている、というのは褒めすぎか。


それにしても、なんでこんなにやっかいな回路でないと興奮しないのだろう? 人間は
一年中発情期だからだろうか。不思議だ。