女王の教室第6話

最終回が恐ろしくなってきた。
もしかして、最後に阿久津先生が
「私の授業によくついて来れました。みなさん、私を乗り越える力こそ、社会で
生きる力なんです。これまで辛くあたってごめんなさいね」
なんて言うのだろうか? 


いやいやいや。
そうやって生徒のために敢えて厳しいことをしているようには、少なくとも
これまでの話からは見えない。
だって、サイフを盗んだ犯人を知ってて、あえて神田和美に罪を押し付けてるん
ですよ? 彼女をいじめる以外の何の意味があるというのか。


超管理社会の運営者にとっては、理想的に見えるかもしれないが、学校は
共生を学ぶ場でもあるのではなかろうか。
少なくとも、高度資本主義社会のビジネスマンだけを養成する機関ではないと思う。
衆愚に堕しようが、多様性は確保されなければならない。


エリートが陥りやすい欠陥を実証した「ノモンハンの夏」(半藤一利著)という本が
あり、関東軍司令部参謀の辻政信少佐を批判している。
( ´酈`)「ソ蒙軍を殲滅するのれす!」(←違う)
興味のある方はぜひ。