官僚ウェーバー制

みなさんは財務省事務次官の名前を言えるだろうか? 普通は知らないはずだ。
政策をコントロールしている人が黒子に徹しているのも奇妙な話だと思う。


私は考えた。
国家試験に合格して官庁に入ってくる新卒の学生を完全ウェーバー制でドラフトに
かけたらどうかと。



国Ⅰ合格者選抜会議」というのを開いて、成績優秀な人を前年の成績の悪い官庁
から優先して選んでいくのである。


ここで問題になるのは「前年の成績」である。
プロ野球と違って、役所では「成績」というのがつけにくいものだ。
しかし、そこは第三者機関によって、政策立案能力やら、法案実現率やら、被訴訟
回数なんかの指数を元に判断していただきたい。


で、最下位の省庁からトップの人材を選んでいくのである。
官僚名鑑を毎年発行すれば面白いかも。
ノンキャリの人は面白くないだろうけど。


10年後にはFA権を与えて、希望する省庁へ移動できるようにする。
(そうなると、財務省ばっかりに集中するのだろうか?)
年俸制にすると、国民の税金では何千万も出せないだろうから、他の特典を
つければいいだろう。


例えば、税金を払わなくていいとか、妻を4人まで持てるとか。


だって、能力がある人にふさわしい仕事とお金を与えなければ、誰だって
働かないだろう。そのぶん、天下りでおいしい思いをしようという根性だって
出てこようというものだ。


大臣に人事権があるんだったら、トレードも頻繁に行えばいい。
それをスポーツ新聞なみに報道すれば、けっこう政治に関心を持つ人も
増えるのではなかろうか。


公務員のプライバシーはどうなるか、という問題があるのだが、エリートに
ついては公人と見なしてもいいのではないかと思う。
それが嫌なら、別の職業を選べばいいだけの話だし。