Boaz2013-10-25

ヤマト運輸がクール便の仕分けを常温でやっていた、というニュースが
あった。
たぶん、そうしなければ仕分けが間に合わなかったのだろう。


私は2000年の年末にヤマト運輸有明集配センターでバイトをしていた
ことがある。
夜7時にJR三田駅から専用のバスに乗ってセンターに行き、翌朝6時まで
働くのだった。


このとき、クール便の仕分けもやったことがあるが、さすがに巨大な
集配センターなので、仕分け室そのものが冷蔵室だった。
仕分けたものは、底部に車輪がついたでっかい冷凍庫に入れて、満杯
になったらエレベーターで下に降ろして、そのままトラックに積み込
んでいた。


大都市のハブにあたるところでは、そういう設備が整っているので、
常温で仕分けをすることはないのだが、たぶん地方ではそんなお金も
かけられず、冷凍庫から冷凍庫へ分けていたのだと思う。


宅配便は、繁忙期とそうでないときの差が激しいらしいが、現場は
どうだったのだろう? 普通にブラック企業だったのではないか。


我々は何も考えずにクリックしているが、そこから物流がどれだけ
大変な作業をしているか、少しは考えたほうがいいのかもしれない。
金は払ってるんだから、それはそっちの仕事だろーが、という考えが
ブラック企業を生み出す元になっていると思う。