- 作者: 黒田龍之助
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: 新書
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である。
かなりピンポイントなターゲットだが、そうでない人が読んでも、
もちろん面白い。
特に、外国語学部の学生に書かせたレポートの抜粋が各章の最後に
載せてあって、生き生きと学習している姿に勇気づけられる。
語学を始めるのは、なんか話せたら格好いいから、とか、読めない
文字を読めたらイケてるから、などの「チャラい理由」の方がいい、
と筆者は言う。
ただし、まじめにコツコツと努力しないと外国語は絶対に上達しない。
逆に言えば、努力を惜しまなければ誰でも外国語は上達できる。
学問に王道なしである。
私は努力する能力に欠けているので、外国語をつまみ食いしては
放棄することを繰り返してきた。
中国語・ロシア語・ハングル・イタリア語・フランス語とNHKの
語学講座を視聴したものの、ほぼゼロといっていいほど身について
いない。
(ハングルとロシア文字をうっすらと読めるようになったぐらいだ)
タイ語とかヒンディー語とかアラビア語の文字が読めたらいい
だろうな、とも思うが、もはやそんな情熱はない。
それどころか、日本語すら怪しくなっている。
キーボード入力に慣れてしまうと、漢字が書けなくなっている。
病院で「既往症」という字が書けなくて、ひらがなにしたときは
我ながら哀しかった。
ここのところずっと写真を貼っているモー娘。の鞘師里保ちゃんの
苗字も、何も見ないで書けるかどうか……
塾で小学生に漢字を教えてころが遠い昔のようだ。