フリーター、家を買う。

録画しておいた最終回を見た。
原作は読んでいないのでよくわからないのだが、竹中直人が演じる父親の
ツンデレっぷりが引っかかるドラマだった。


幸せな家庭を描いてもしょうがないから、ドラマの家族はどこか壊れてい
なければならない。
父は仕事人間でコミュ力不足、母は鬱病、娘は嫁ぎ先で姑とケンカ、息子
はフリーターで就職できず、というラインナップである。


もともとこの家庭は、母が元気だから成り立っていたが、病気になったの
をきっかけに一家が団結して立ち直っていくストーリーだった。
そこに恋愛をからめて、うまいこと組み立てていたなぁ、と思う。


にしても、やはり父親の言動はまともではない。
むしろ彼の方が精神的な疾患があるのではなかろうか、と思うほどだ。
家庭を顧みない男というのは、ああいう風に描かれるものなのだろうか。


私がこのドラマで拾いものだったなと思ったのは、アンジャッシュの児嶋
だった。
ハローワークの職員で、二宮和也としかからんでいなかったけれど、いい
味を出していた。公務員顔である。
このドラマをきっかけに、役者のオファーがきたらうれしい。