- 作者: 鳥飼 玖美子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/11/10
- メディア: 新書
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私は、小学校に英語を導入するのも、日本企業が社内公用語を英語に
することも間違っていると思っているので、彼女は頼もしい論客であ
る。
英語はネイティブスピーカーが最も得をしており、母語が他の言語の
場合は習得するために時間や労力がかかるが、どれだけ努力をしても
ネイティブスピーカーにはなれない。
であるならば、我々は無駄な努力をやめて、母語で独創的なことを考
えればいい。
経済界が「使える英語」とさかんに言っているが、大きなお世話である。
だいたい彼らは自分の失策を他人のせいにすることが多い。
売れない製品しか作れないのを、税制や人材のせいにしている。
10年後、楽天やユニクロがどうなっているのか、生きていたら見てみ
たいものだ。
グローバル化という名の米国化が進んで、もはや日本に本拠地を置い
ていないかもしれない。
経営陣のほとんどは白人になっているのかもね。